……同年同日夜更け
ギラント領土バスクの街

街は活気に溢れていた、人々は戦姫シェリルの武勲を称えギラント国家を口ずさむ
元より美しく聡明で剣にも長けるシェリルは国民からの信望も高かったのだが
連戦連勝の活躍に救国の英雄だ、軍神ヴァーナの生まれ変わりだ、等と人気も高まるばかりである
彼女が居れば帝国恐れるに足らず、そう皆が信じ祈っていたのだ





喉が渇く・・・身体は火照り、どくんどくんと脈打つ胸
戦いの後はいつも以上に高まりが激しくなる
ザイン、エルザ、リムダの三人と私で内輪だけの祝賀会を行っていた
元々大勢で騒ぐのは好きではなかったので、公式のモノはすぐさま退席した
あとはリンガが上手く取り仕切っている事だろう
彼女にはいつも世話になってばかり、損な役目を押し付けてる気がする


「姫〜あんたは凄いなあ〜噂には聞いていたがそれ以上の女だよ!」

かなり酔ったザインが私の腕を絡めとり胸に押し当てながら話し掛けてくる
一見筋肉質な彼女だが胸は程好い弾力で私の心をかき乱す
同性愛者というわけではなかったが、最近の私は少しオカシイ
発情に近いそれが常に身体の何処かに潜み、私を蝕んでいく

「噂?なんだ噂とは、気になるな」

平静を装いながらザインの腕を振り解く
紅潮した顔は酒のお蔭で気が付かれなかったようだ

「知らないのかい?ひめぇ文武両道、才色兼備、武神の生まれ変わり
そして…


ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべるザイン

「ん?なんだ?そして?」

「兵士達のおな・・・」

其処まで言いかけるとザインの頭にローストチキンの一辺が物凄い速度で飛んできて激突した
うん、激突が相応しいだろう。それくらい凄い衝撃だった

「あんた馬鹿じゃないの!!姫になんて事言うのよ!!」

兎族の弓士リムダ。私の事を慕ってくれている妹のような少女だ
彼女の弓の腕前は知っていたが、どうやら投擲もかなりイけるようだ
未だ目を回すザインに代わり私が問いただす

「リムダ、いきなりだな…一体どうしたというのだ?
ザインが何か気に障ったのか?」


「だってこの馬鹿が姫様の事を…」

「て、ってめええええ一体何しやがるんだ!このちびっこがー!!!」

突然蘇ったザインがリムダに一気に詰め寄った

「あんたねえ!今一体何を言おうとしたのよ!!ばっかじゃないの?常識無いんじゃない!!」

「なんだと!姫が聞きたいって言うから教えてやろうとしただけじゃないか!!」

「言うべき事とそうじゃない事ってものがあるでしょ!この馬鹿女!」

どうやらザインが言いかけたことがリムダの気に障ったようだ
はて?何を言いかけたのだったか?たしか・・・
二人の喧騒を尻目に思いをめぐらす

「おな・・・・・・・・あっ!」

どっくん!

おなぺっと…私のが男たちの性欲の捌け口として日々愛用されている
それはどれほど淫らに弄り倒されているのであろうか
まるで玩具のように?それとも娼婦のように?
千差万別、様々な処
様々な状況で私が犯され続けている
身体中が精液で汚されているのだ…
皆の心の中で・・・・・・・・・・・・

(羨ましい)

心の声に自分でも驚く、幾千ものオナペである自分に嫉妬していた

くちゅちゅ

その音にハっとする
太ももから滴り落ちる愛液

「そ、そのなんだ…私は少し席を外す、皆はゆっくりやっていてくれ」

慌てて部屋を後にする

「いや姫!お、おなかがすいたなあぁあははははは」

ザインの乾いた笑い声が響く

「あの姫様…あまりお気になさらない方が…」

横目でザインをにらみつけながらリムダが声を掛けてくれていた
二人は私の行動を別の意味で捉えてくれたようだ
それまで黙っていたエルザが声を掛けてくる

「シェリー気にしないでね
それもそのぉ人気があるって事みたいなものだからね」


私は判ってると目で合図をしながらその場を後にした・・・

どくんどくんどくん

あの場に居ては駄目なのだ
サカってしまってはあの匂い強くなる…
知られたくない、知られるわけにはいかない
からじっとりとした感触が伝わってくる…甘く毒々しい香が強くなってきていた
走るたびに擦れる太ももからはくちゅくちゅ淫靡な音が伝わってくる
私は一心不乱に自室へと駆け戻っていた



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