「ふうん、可愛い下着をつけてるじゃない」
マジマジと淡いグリーンのブラを眺めながらポイズニ-は呟いた


とある廃墟の一室…

ザケンナーの幹部であるポイズニーの魔の手に掛かり
囚われの身となった雪城ほのかは
胸元を隠す最後の砦を失っていた
先程から必死に両の腕に力を篭め、肌蹴た乳首を隠そうともがいて居たのだが
僅かに震えるのみで、だらりと垂れ下がっている
「な、なんで!?う、動きなさいよ!んん!んーっ!」
自らの身体が思い通りにならない苛立ちから声に出して己が腕を叱咤する
がしかし、滲む汗以上の結果は生まれなかった
「ウフフ、無駄よぅその杭が刺さってる間 ほのかの腕と脚は〜感覚以上のモノは無いんだから
動かそうとするだけ、無・意・味・よ♪ クスクス」

心底楽しそうにポイズニ-は微笑んだ
ほのかが怒りに言葉を失っていると、 ポイズニ-はクンクンと鼻を鳴らしブラジャーの匂いを嗅ぎだした
「うふふ、少し汗臭いわね…でもこの香…堪らないわ……
んん〜発情するぅ…」

「!」
囚われる少し前までは走り回っていたのだ
その際汗もかいていたし下着が多少汗臭いのは仕方が無い事ではあったが
自分が身に付けていた下着をあのように露骨に嗅がれ、汗臭さを指摘された事に
ほのかは羞恥に頬染めた
「……ひ、人の下着を嗅いで馬鹿にするなんて…
なんて非常識なの!!こ、この…!」

そこまで言いかけたとき、異音が響く
じゅるるるるるちゅばちゅばぢゅぅぢゅくはむはむぢゅぅぅぅぅぅ
事もあろうか、ほのかのブラをポイズニ-がしゃぶりはじめたのだ
「ふもふも、美味しいわあ・・・ほのかのエキスぅ染み込んでるぅ」
あまりの出来事にほのかは思考が止まった
蹂躙される己が下着はぐちょぐちょと湿り気を帯び
ポイズニーの唾液塗れと化していく…
そこで気が付いたかのようにポイズニ-はほのかに視線を戻した
「あら…こんなところに可愛いデザートがふたつもあるじゃない…
大好物よ…くりっくりのそのチェリー
コロコロと舌先で転がしてたっぷりと味わいたいわあ・・・」

「!!」
ほのかは止まっていた思考が呼び起こされるかのような悪寒を感じた
そう…ポイズニ-の視線の先には露になった自分の胸があるのだ
「ちぇ・・・チェリーってまさか・・・」
答えなど聞かなくても本当は判っていた…だが聞かずには居られない
そこに己の答えを否定するモノを求めて
「もちろん・・・ほのかのぷっくりした乳首ちゃんよ
でもねえ、まだ我慢しないとね…やっぱり順序は大切にしないといけないわよね」

答えは肯定されたが、また理解不能なことを語りだすポイズニー
我慢?順番?
いったいこのあとこの女は何をしようというのだ…
混乱に近い思考回路、いつもの自分ならあらゆる事に対し
理路整然と考えをまとめるのだが、狂気としか思えない存在は
総てを壊していく
「先ずはキスからはじめましょう…ほのかの大事な唇…
私が奪ってあげる…たっぷりとしゃぶらせてもらうわよ…ウフフフフ」

ジリジリと近づくポイズニ-は自分の胸元を露にし大きな胸をさらけ出した
「や…やだ…こないで!」
なにがなんだかわからない
まだ誰にも許した事の無い大事な人に捧げるべきファーストキス
それは奥手なほのかであっても思考を巡らせた事があった
それがこの変質的な女が奪うというのか?
ここまで来てはじめてほのかは自分が蹂躙されると言う事をはっきりと認識したのだ
身も心も犯される
それは許すべきではない行為
抗わなければならない
逃げなければならない
だが、ソレを成す為の腕も脚も
未だ自らの意思で動かす事は出来なかった



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