ゾッとするという事はこういう事なのか…と
ほのかはその瞳を見返しながら感じていた
…一歩一歩ゆっくりと近づいて来る女
手の鞭にも恐怖を憶えるが、それ以上に怖いのが…あの瞳だ
コチラの意思等一切構わずに、物事を進めていく理屈が通らない相手
そう感じ取れた
理論と理屈の科学の世界に身を置いて来たほのかには、それはとてつもない恐怖である
「い、いや…近づかないで!…な、なに…何をする気なのよ!」
自らを慰めた事も無いほのかにとってこれから起こる事は
ただ本能的に、辱めを受けると言う事だけがわかっているだけで
まったく未知の世界であった、それが恐怖を増大させる
「ふふふ、たっぷりと可愛がってあげるわよ
お勉強好きのほのかにたっぷり個人授業してあげる…」


唇からときおり覗かせる舌先がヌラヌラと照かり肉厚のナメクジのように見えた
そのおぞましさにヒィと声を漏らしてしまう
「嫌っ!こ、来ないで!!あああああああああ
キャアアアアァァッァァァァアァァ」



甘イ毒ノ華ノ香
白キ華ノ花弁一枚床ニ落チル
悪の華ポイズニーの淫辱劇は幕を開けた…



---------------------------------続く--------------------------------------------------


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