それでも君が諦めきれなくて


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試練も終わりを告げ
愛するフローラは見知らぬ旅の若者に嫁ぐことになってしまう

結婚式も終わり、二人は街を離れ
遠くグランパニアへと旅立っていった

それでも…彼女を諦めきれなかった僕は
デボラさんに焚き付けられフローラを追って旅立つことにした
艱難辛苦はあったがようやく彼女の一行に
山頂の宿屋で追いつくことが出来たのだった…



フローラはそう言うとボクの目など意を解さぬように
衣服をはだけその裸身を晒す
幼い頃に水遊びをしたときに見た以来の彼女の裸身
思わず頬が紅潮する


彼女の口から発せられる卑猥な言葉に思わず耳を疑う
街に居た頃とは違うなにか力強さすら感じさせた



あの時の彼が現れる
彼は命の恩人でもあったがフローラを奪った恋敵でもある
キッと睨みつけようかとするがその前に彼女は口を開いた


聞きたくも無い話を口にするフローラ
彼女は本当にあの彼女なのか?
戸惑いすら隠せずに居ると彼女はまるで娼婦のような表情を
あの男に浮かべるとゆっくりと口付けを交わしはじめた・・・


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