〜スワッピングパーティ〜
幼馴染で恋人というのは気心も知れてはいるが
マンネリ化もするというものだ
幼稚園から高校を卒業するまでの間
ずっと同じ学校に通っていただけにお互いに知らぬことなど
殆ど無いと言えよう
親同士も幼馴染で昔から許婚だと言われてきたが
お互いを恋愛対象として意識しだしたのは遅かったと思う
少なくとも自分はそうだった
そんな事もあり肉体関係を結んだのはつい最近の話だが
何か満たされぬ思いが付きまとっていた
アイツも自分も初めての相手がお互いであった事もあるが
自分にはまだ他に出会う女性がいるのではないか?
そんな思いに囚われてしまう
もちろんアイツのことは愛しているし
身体の相性も悪くないと思う
でもその想いも幼馴染ゆえの親愛の情もあるのではないか?
そう考えてしまう自分が確かにそこに居るのだ
そんな頃だった不意に届いた一通の封書
黒い封筒で消印がなく直接届けられたと思われるソレは
怪しさ満点ではあったが表面に書かれている
貴方の願いをかなえます
の一文に封を解いてしまう
ソコに書かれていた内容はまるで自分の心を見透かしたかの様な
満たされぬモノを埋めるモノであった
綾沙にはその内容を伝えずに参加を決意する
アイツはなんだかんだ言っても俺のお願いを断る事は無いのだが
事が事だけに直前まで秘密にするつもりだ
まあ直前になってキレられる可能性はあるが
そこで頭を下げればきっと大丈夫だろう
アイツは幼い頃からそうだったのだが
どうにも母性本能が強いらしく
下手に出てくるモノに対して拒む事が出来ない性質なのだ
参加には肉体関係のある嫁や彼女でなければならない事と
写真や性癖など細かい条件を書かなければならないのだ
綾沙は訝しげにしながらも素直に従ってくれ
幾枚かの写真を撮ることが出来る
股間の疼きが止まらない
自分がこれから出会う女性達への期待もあったが
それ以上に綾沙が自分以外の男に汚されていくという事に
興奮していたのだ
ーーーーー続くーーーーーー