ともに旅してきた少女に異変を感じたのは最近の事
具合が悪そうな彼女の為、旅は一時中断とし
街の病院へと担ぎ込む

一月が過ぎ…二月が過ぎた
しかし彼女の具合は一向に良くならないのか
ココ最近は面会も謝絶されていた
ここでこうしていても世の中に闇がはびこるばかり
ジレンマすら感じないでもなかったが
少女の回復をひたすら待っていた
いつの日か平和な世の中になったとき
真っ先に彼女に伝えたい言葉があるのだ
そう…愛してると…

そんな最中、彼女から自分だけ呼び出しを受ける
訝しげに思いながらも、久しぶりに彼女の顔が見れるという
喜びに、足早に病院へと駆けて行く
彼女は病院の庭先でたたずんでいた
一匹の犬と一緒に…




闇を打ち払う為の旅を再開する
まだ世界は暗黒に満ち溢れているから
しかしソコにはともに戦い、笑いあったて少女の姿は
なかった…