時計をみる
深夜0時過ぎ
親に気付かれぬ様そっと家を出る
クーラーの効かない外は少し蒸し暑かった
ドクンドクンと疼く身体を理性で押さえ込み
私は夜の公園へと足を運んだ
通っている学校に程近いそこは、かなり広大で
敷地内に図書館、野球、サッカー等のグラウンド
陸上用のトラック施設等もある県立の中央公園で
部活動の時にもよく利用している場所だ
じんわり汗をかきはじめた辺りで公園に到着
軽く汗をハンカチで拭いながら周囲を見渡す
深夜であるのにも関わらずチラホラと人の姿が見受けられた
全周5キロ程の散歩道
昼間であれば多くの人が利用する場所だが
今は私以外誰も居ない
私はゆっくりとその道を歩きはじめた
木々が多く茂る場所に近づくと、外套の下以外は暗く
光が照らされぬ場所は当に闇で不気味に感じた
それでも奥へ奥へと導かれるように突き進み
ようやく公園の最深部に近い目的地に辿り着く
散歩道から僅かに外れた其処は一見すると気がつきにくい
それでも私は迷う事無く、その場所へと近づいた
公衆便所
男性も女性も同じ入り口から入る薄汚い其処は
昼でもあまり人の利用も無く、特に若い女性が使うことは先ず無かった
ハァハァハァ
荒くなる息
便所特有の悪臭が鼻についた
私は一番奥の個室に入ると汗で湿った下着を脱ぐ
「湿ってるのは…汗だけじゃ…ないかも」
誰へとも無く呟き、私は汚い床へと寝転がった
剥き出しになる性器
そしてそれ以上にヒクヒクと淫らな動きをみせるのは
私の肛門まんこ…
はじめて付き合った彼氏に肛門快楽を貪る性器として
開発されてしまったモノだ
喧嘩別れしてしまい、今では連絡を取る事も無いが
アイツの手で調教されきってしまった尻穴は
オナニーのときなど性器以上に弄ってしまう場所だった
そしてそのままの体勢でゴロリと首を支点に
足を頭頂部の方へともっていく
俗に言うまんぐりがえしのポーズだ
響く心音
便所は外よりも一層に蒸し暑く
ポタポタと汗が滲む
大きく開いた尻穴を更に手でひろげる私は待った
そうあとは待つだけ…
見知らぬ男達の精処理公衆便所として
利用者を待つ肉便器と私はなったのだ
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少ししてノックの音…
返事も待たずに開かれる扉
今日もはじまったのだ…
私のもうひとつの時間が